書写山・円教寺書写山・円教寺へ行ってきました。1月18日は修正会しゅしょうえ(鬼追い会式えしき) と 秘仏御開帳 があるということでした。 円教寺は兵庫県姫路市の姫路城の西北約6kmに位置し、海抜371mの山上にあるのです。 姫路駅から神姫バスに乗って30分、そこから書写山ロープウェーに乗って4分で頂上に着きます。 性空上人によって開かれた、比叡山と同じ天台宗の修行道場の寺です、別名西の比叡山とも呼ばれています。 ロープウェーを降りて15分くらい歩いて行くと門がありました。 鬼追い式と秘仏公開は摩尼殿で行われます。 秘仏は四天王と阿弥陀如来座像です。 下から見た摩尼殿は結構大きいです。 摩尼殿の下ではたき火が行われ、露店が出ていました。 粕汁を頂きました。 体があったまって、本当に美味しかったです。 鬼追い式の前に、少し時間があったので大講堂の方へ行ってみました。 ありました、めっちゃ大きい建物です。 ここは、時々最近映画やテレビの撮影に使われるのだそうです。 最近ではトム・クルーズ主演の「ザ・ラスト・サムライ」や大河ドラマの「武蔵」などもそうでした。 「ザ・ラスト・サムライ」では、新しい人工の入らない、自然の中にたたずむ建物との調和した時代的な雰囲気が監督さんの目にとまったのだそうです。 確かに、道も荒削りで本当に昔の道って感じです。 建物もものすごく大きく、前の広場もすごくいろいのです。 まさに、撮影にはもってこいの雰囲気でした。 さて、そろそろ時間が来たので摩尼殿の方へ行きました。 まずは、一年に一度しか見ることが出来ないと言われている秘仏を見せていただきました。 とても美しい仏像でした。 1時になったので、鬼追い式が始まりました。 お坊さんが10人以上で、お経をあげて下さります。 凄い迫力です。 おごそかな雰囲気です。 円教寺の修正会というのは、護法童子と呼ばれる「鬼」(春を呼ぶ神)が「悪鬼(災厄)を追い春を呼ぶ神」として登場します。 宝剣を握る青鬼、赤鬼は槌を背負い松明を翳し、鈴を鳴らして、四股を踏むように四方四維の大地を踏みしめるのですが、これは大地を浄めて五穀豊穣を祈る行為なのだそうです。 摩尼殿内部は完全に閉堂されて、ローソクと松明の明かりのみを頼りに法要が行われました。 今回の中央大壇上には初夜の導師として塔頭妙光院住職、後夜の導師に瑞光院住職が登壇して勤めました。 2時間に及ぶ鬼追い式は無事終わりました。 このような行事を見ることが出来て楽しかったです。 日本には今でもこのような素晴らしい行事がいっぱい残っているのだなと思いました。 地元の人や、遠くからも無病息災を願い集まった人々約200人が一つになって鬼追い式を楽しみました。 書写山・円教寺は聞いていた以上に良いところでした。 ジャンル別一覧
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